2022年11月27日、多摩区こどもの外遊び交流委員会主催の「思いっきり外遊び」に参加しました。このイベントは年に2度、夏期と冬期に行われており、それぞれ季節にあったアクティビティを体験できます。我々建築計画・設計研究室は、7月24日に行われた夏期の思いっきり外遊びに引き続いて参加し、家具の設置をさせて頂きました。
今回は夏期よりもコロナ感染対策が緩和され、以前よりも多くの子どもたちで賑わいを見せていました。夏期にあった水風船作りなどが焚き火体験などに変わり、紅葉した木々とともに季節を感じながら自然と触れ合うことが出来ていたように思います。
我々は夏期にも用いた「竹のハンモック」に補強を施して設置。メインの遊び場ではなく、遊び疲れた子どもや遊んでいる子どもたちを見守る親御さんの休憩所のような場所を提供するようイメージしていました。
しかし実際はハンモックの利用時間の半分以上が休憩所ではなく遊び場として機能していました。基本的に座ることを想定されていたハンモックは子どもたちが立って揺らすことによりブランコのような役割を持ち、落ち着いた場となる想定とは反対に賑わいのある場となっていました。
夏期にもハンモックに立つ子どもが数人いた為、立つ想定で補強をしており、けが人は出なかったものの、以下の反省点が生じました。
1つめは椅子としてのスケールを考慮した際、子どもが座るにしては大きすぎてしまっていたこと。
2つめは竹同士の間隔が空いているため小さな子どもは足がはまってしまう懸念があること。
一方で、上記の反省点が生まれつつも、我々の想定とは異なるアクティビティ、使われ方を知れる収穫もあり有意義な経験を得ることができました。
イベント全体を通し、以前より利用者も多く、自分たちが想定できないようなアクティビティや使い方、また適したスケールなど様々なことを学ばせていただきました。
今回の経験を今後の研究室プロジェクトの様々な場面で活かしていけるよう引き継いでいこうと思います。
貴重な機会を用意してくださった多摩区こどもの外遊び委員会の方々、そしてイベントにて僕たちの家具を利用してくれた方々、ありがとうございました。
(吉川)